gaiyo

築炉の3つのキーワード

環 境

快適な社会ときれいな環境を次世代へ。 ー未来への「炉」ー

 「炉」には、「ものをつくる炉」と「ものを減らす炉」があります。「つくる」方は、製鉄などに代表される「溶錬炉」とレンガなどをつくる「焼成炉」、そして「減らす」方は、ごみを燃やす「焼却炉」です。
 私たちの社会は、たくさんのものがあふれ、新しい食材や商品が流通し、大量の不要物が廃棄されています。一般家庭からのごみだけでなく、産業廃棄物と呼ばれる事業活動にともなってでる廃棄物があり、それぞれ法律にしたがって処理をする必要があります。
 それらを焼却する場合には、廃棄物に応じた炉をつくらなければなりません。
 人々の見えないところで、日々廃棄物が処理されています。だからこそ、社会がスムーズに動き、人々が快適に暮らすことができます。そして、環境を汚染することなく、未来へつなげるために、「炉」をつくり、メンテナンスすることはとても重要な仕事だといえます。

世界

どの国でも、技術が通用する。 ー築炉は、インターナショナルー

 人類の歴史と深くつながる「炉」は、日本だけのものではなく、世界の共通のものです。そして、築炉の技術も世界共通のものです。日本の築炉技術を求めて、海外から発注されることもあります。
 私たちも、セメントプラントの築炉など海外での施工実績があります。
 火の発見から始まった人類の文明。そして、火を自在に活用するための炉。築炉の技術が、インターナショナルだということも当然といえるでしょう。
 築炉技術があれば、世界中どこへでも行き、その国の人々のために役立てる。築炉は、夢のあるものづくりともいえます。

唯 一

たったひとつのものを、つくる。 ーいつでも新しい感動があるー

 炉は、工場や焼却施設などにつくられますが、その工場などに合わせてオリジナルな設計がされるため、同じ炉はありません。
 私たちは、つねにオリジナルな炉を、スタッフの力を結集してつくりあげます。だから、工期もまちまちです。そこが、おもしろいところだと私たちは考えています。
 今、自分たちがつくっているのは、たったひとつのもの。大量生産する技術ではなく、その現場に合わせてつくる技術。それは、生涯誇りに思える技術です。
 私たちが唯一無二の存在であるように、私たちがつくる炉も唯一無二のもの。だから、完成する度に感動があります。